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慢性疲労症候群

慢性疲労症候群は、生活に支障をきたす強い疲労が長時間持続する病気です。

慢性疲労症候群は、急激な疲労感が持続的に続く複雑な病態です。一般的に、患者は突然の疲労感に襲われ、これに加えてリンパ節の腫れ、発熱、咽頭痛などの症状が現れることがあり、これらの症状は通常の上気道炎と非常によく似ています。
慢性疲労症候群の診断には特定の基準が存在し、主要な症状として強い疲労感が少なくとも6ヶ月以上持続し、他の病気が排除される必要があります。この状態は生活に著しい影響を及ぼすことが多く、正確な診断と適切な治療が重要です。

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さらに

  1. 微熱・悪寒
  2. 咽頭痛
  3. 首や脇のリンパ節の腫れ
  4. 原因不明の筋力低下
  5. 筋肉痛・不快感
  6. 軽い労作後に24時間以上続く全身倦怠感
  7. 頭痛
  8. 腫れや赤みがない移動性の関節痛
  9. 精神神経症状
  10. 睡眠障害
  11. 発症時、主たる症状が数時間から数日の間に出現

この中のうち8項目以上を満たす場合、または6項目以上あり、「1.微熱、2.非浸出性咽頭炎、3.首や脇のリンパ節の腫れ」の身体所見のうち2項目以上を満たす場合、「慢性疲労症候群」と診断されます。

慢性疲労症候群は遺伝的なものや神経や免疫、内分泌の異常や心理・社会的な要因を含めた様々な要因によって引き起こされた慢性的な疲労状態であると考えられています。
西洋医学では、今のところ特に効果的な治療法はありません。生活指導をして体力の回復を図るとともに、疲労感にはビタミン剤、不快感には抗不安薬、うつ状態には抗うつ剤などを使います。

心身症の中でも、慢性疲労症候群に対して漢方医療は特に有益な治療法として知られています。
慢性疲労の症状を緩和し、体のエネルギーと血液の循環を改善する効果があります。
漢方医療における代表的な処方としては、補中益気湯(ほちゅうえっきとう)や十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)などがあります。
これらの処方は、気を補い体力を回復させる作用を持ちながら、血液の流れを促進し、全身の調和を取り戻す効果があります。


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